あなたのカルボナーラが進化する!プロの極意を盛り込んだレシピ・作り方

パスタ

はじめに

イタリア料理の代表格であるカルボナーラは、イタリア料理の中でも特にシンプルでありながら、奥深い味わいを持つクラシックなパスタ料理です。基本的な材料は、パスタ、グアンチャーレ(もしくはパンチェッタ、ベーコン)、卵、チーズ、そして黒コショウだけ。しかし、このシンプルさがゆえに、それぞれの材料や調理法によって味わいが大きく変わります。今回の記事では、本格派のカルボナーラレシピから時短派のレシピまで幅広くご紹介します。また、誰もが一度は躓くポイントや、自分好みにアレンジできる方法も詳しく解説しています。

この記事を読むことで、カルボナーラ作りに自信がつき、食べたくなること間違いなしです。手作りのカルボナーラは、家族や友人との楽しい食事のひと時を演出しますし、一人で贅沢に味わうのもおすすめです。

ぜひ、この記事を参考に、おうちで絶品カルボナーラを作ってみてください。パスタに絡むクリーミーなソースは、食欲をそそります。美味しさが詰まったカルボナーラを作る喜びを、ぜひ味わってみてください!

レシピ

本格派

まずは、イタリア現地で作られている本格派のレシピになります。

材料(1人分、2人分、4人分)

【1人分】

  • スパゲッティ: 80g
  • グアンチャーレ*: 50g
  • 卵黄: 1個
  • ペコリーノロマーノチーズ**: 20g
  • 塩: 適量
  • 黒コショウ: 適量

【2人分】

  • スパゲッティ: 160g
  • グアンチャーレ:* 100g
  • 卵黄: 2個
  • ペコリーノロマーノチーズ**: 40g
  • 塩: 適量
  • 黒コショウ: 適量

【4人分】

  • スパゲッティ: 320g
  • グアンチャーレ*: 200g
  • 卵黄: 4個
  • ペコリーノロマーノチーズ**: 80g
  • 塩: 適量
  • 黒コショウ: 適量

*グアンチャーレとパンチェッタは、どちらもイタリア産の豚肉製品です。グアンチャーレは入手が難しいですが、パンチェッタは成城石井等のスーパーに置かれています。
**ペコリーノロマーノがない場合は、パルミジャーノレッジャーノでも代用は可能ですが、ローマではペコリーノロマーノが使われるのが一般的です。

調理手順
  1. グアンチャーレをカットし、卵黄とチーズを混ぜ合わせておく(2分)。
    • グアンチャーレを細かくカットします。
    • ボウルに卵黄を入れ、おろしたペコリーノロマーノチーズを加え、フォークでよく混ぜます。
  2. グアンチャーレを炒める(4分)。
    • 中火にかけたフライパンで、グアンチャーレを脂が溶け出すまで炒めます。
  3. スパゲッティを茹でる(9分)。
    • 大きな鍋にたっぷりの水と適量の塩(おおよそ100gのスパゲッティに対して1Lの水と10gの塩)を入れ、沸騰させます。
    • 沸騰したら、スパゲッティを入れて指定の茹で時間(通常9分程度)に従って茹でます。
  4. 茹で上がったスパゲッティと炒めたグアンチャーレを混ぜる(1分)。
    • 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、グアンチャーレとよく絡めます。
  5. 火を止めて卵黄とチーズの混ぜ物を加える(1分)。
    • 火を止めたら、卵黄とチーズの混ぜ物をフライパンに加え、全体がクリーミーになるまでよく混ぜます。
  6. 器に盛り、黒コショウを振って完成(1分)。

総調理時間:約18分

グアンチャーレ

グアンチャーレ

JOYシェフ
JOYシェフ

グアンチャーレ(やパンチェッタ)を使ってほしいポイント

カルボナーラにグアンチャーレを使う理由は、まず脂が豊かで風味があるからだね。炒めると、脂が溶け出してスパゲッティに絡んで、美味しいカルボナーラになるんだ。それから、熟成過程で香辛料やハーブで味付けされてるから、他の豚肉とは一味違う味わいがあるんだよ。カルボナーラの味の決め手になるってわけさ。

それに、炒めると外側がカリッとして中は柔らかい食感になるから、カルボナーラに良いアクセントをもたらすんだ。さらに、カルボナーラはイタリアのラツィオ地方発祥の料理で、グアンチャーレも同じ地域でよく使われる食材だから、伝統的なレシピに従ってイタリア現地の味を再現できるね。

だから、カルボナーラにはグアンチャーレを使うのがおすすめだけど、もし手に入らなかったら、パンチェッタやベーコンで代用しても大丈夫だよ。それでも十分美味しいカルボナーラができるからね。

 

時短派

比較的短い時間で、日本でも手に入れやすい食材を使いながら、現地の味に近づけるレシピも紹介します!

材料(1人分)

【材料】(1人分)

  • スパゲッティ 100g
  • パンチェッタ(またはベーコン) 50g
  • 卵黄 1個
  • 無塩パルミジャーノ・レッジャーノ(またはグラナ・パダーノ、粉チーズ)チーズ 20g
  • 塩 適量
  • 黒コショウ 適量
調理手順
  1. 卵黄とチーズを混ぜ合わせておく(1分)。
    • ボウルに卵黄を入れ、おろしたチーズを加え、フォークでよく混ぜます。
  2. パンチェッタ(またはベーコン)を炒める(3分)。
    • フライパンを中火にかけ、パンチェッタ(またはベーコン)を入れて脂が溶け出すまで炒めます。
  3. スパゲッティを茹でる(5分)。
    • 一方で、大きな鍋にたっぷりの水と適量の塩(おおよそ100gのスパゲッティに対して1Lのお水と10gの塩)を入れ、沸騰させます。
    • 沸騰したら、スパゲッティを入れて指定の茹で時間に従って茹でます。
  4. 茹で上がったスパゲッティと炒めたパンチェッタ(またはベーコン)を混ぜる(1分)。
    • 茹で上がったスパゲッティをフライパンに移し、パンチェッタ(またはベーコン)とよく絡めます。
  5. 火を止めて卵黄とチーズの混ぜ物を加える(1分)。
    • 火を止めたら、卵黄とチーズの混ぜ物をフライパンに加え、全体がクリーミーになるまでよく混ぜます。
  6. 器に盛り、黒コショウを振って完成(1分)。

総調理時間:約10分

注意点として、火を止めた後に卵黄とチーズの混ぜ物を加えることで、卵が固まらずクリーミーなソースに仕上がります。また、スパゲッティを茹でる際には十分に塩分を加えることで、パスタ自体の味が引き立ちます。

 

JOYシェフ
JOYシェフ

日本の食材で現地の味を再現するポイント!

  1. まずグアンチャーレの代わりに何を使うかですね。日本ではなかなか手に入らないことが多いので、パンチェッタやベーコンがおすすめ。ただし、味わいや塩分に違いがあるため、調理時に塩加減をしっかり調整しよう。
  2. 次にチーズ。イタリアではペコリーノ・ロマーノチーズが使われることが多いが、日本ではパルミジャーノ・レッジャーノやグラナ・パダーノ、パルメザンチーズが手に入りやすい。できるだけペコリーノ・ロマーノチーズのような塩味が強くてコクがあるチーズを選んで、現地の味を再現しよう。
  3. パスタはスパゲッティやフェットチーネなど、ストレートタイプがおすすめ。イタリア製のパスタを選ぶことで、食感や風味が現地に近づく。ゆでる際は、ちょうどいい塩加減でアルデンテに仕上げるのがコツだね。
  4. 最後に、カルボナーラにはたっぷりの黒コショウが欠かせない。日本ではコショウを控えめにする傾向があるが、思い切って多めに振ってみよう。挽きたてのコショウを使うと、香りがぐっと引き立つね。

躓くポイント

  • 卵が固まらないように注意:
    • ソースを作る際、卵が固まってしまうとスクランブルエッグ状になります。火を止めたフライパンにソースを加えることで、卵が固まりすぎずクリーミーな仕上がりになります。卵黄は約70℃で凝固しますので、60℃くらいの温度で調理することが理想です。
  • パスタの茹で加減:
    • カルボナーラでは、パスタをアルデンテに茹でることが理想です。茹で時間を守り、適切な食感を保ちましょう。
  • ソースの濃さ調整:
    • ソースが固すぎる場合、茹で汁を少量ずつ加えて濃さを調整しましょう。しかし、茹で汁を入れすぎるとソースが薄くなってしまうため、注意が必要です

アレンジする際の考え方

イタリアンパセリを加えた珍しいカルボナーラ

  • 食材の変更:
    • パンチェッタやベーコンの代わりに、他の燻製肉やハム、鶏肉、エビなどを使ってアレンジが可能です。また、チーズも好みのチーズに変更できます。
    • また、卵黄ではなく、全卵をつかうことでよりまろやかな味わいなります。
  • ハーブやスパイスの追加:
    • カルボナーラには珍しいですが、バジルやパセリ、チリフレークなどを加えることで、風味や辛さをアレンジできます。
  • 野菜の追加:
    • ほうれん草、ブロッコリー、マッシュルームなどの野菜を加えることで、栄養価を高めることができます。

具体的には、今回紹介したメニューと異なるレシピとして、以下のようなアレンジを加えたことがあります。

  • クリームを加える: イタリアの伝統的なカルボナーラには使われませんが、クリームを少量加えることでよりリッチでクリーミーなソースに仕上げることができます。
  • 他のパスタを使用する: スパゲッティ以外のパスタ(フェットチーネやリングイネなど)を使用することで、食感や見た目に変化をつけることができます。
  • ベジタリアン対応: 肉類を使わず、代わりに豆腐やテンペなどの植物性タンパク質を使用することで、ベジタリアン対応のカルボナーラを作ることができます。

アレンジを試す際は、オリジナルのカルボナーラの特徴を念頭に置きつつ、自分のアイデアや好みを取り入れて楽しんでください。ただし、あまり過剰なアレンジを加えると、カルボナーラの本来の美味しさが失われることもあるため、バランスに注意してください。

おわりに

この度は、カルボナーラのレシピに関する記事を最後までお読みいただきありがとうございます!記事では、本格的なレシピから時短レシピ、躓くポイントの解説、さらにアレンジの展開まで幅広くご紹介しましたね。どのレシピもおいしく楽しめること間違いありません!

これからも皆様がお料理を楽しみながら、スキルアップできるような情報をお届けできればと思います。ぜひ、今回学んだことを活かして、自分だけのオリジナルカルボナーラにチャレンジしてみてくださいね。今後も引き続き、私たちのブログをお楽しみいただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします!

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